月3万円ビジネスを読んだきっかけ
まずは、この本を手にしたきっかけを話したいと思います。
以前に、「ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方(伊藤洋志著)の感想」という記事を書いたのですが、まさしくこの「ナリワイをつくる:人生を盗まれない働き方」の著者である「伊藤洋志」さんが、参考にしたというのがこの「月3万円ビジネス」という本だったのです。
『ナリワイをつくる』という本を読んで、この「月3万円ビジネス」という本にも興味がわいてきました。
月3万円のビジネスを10個やればいいという発想は、この本の著者である藤村靖之さんの言葉です。
なんだかシンプルでいいですよね、この発想。
そして、この本には、具体的に月3万円ビジネスというのがどのようなものがあるのか、またどのような考え方で取り組めばいいのかという話が書かれてあります。
その中で、僕が強く印象に残っているのはこの言葉です。
価値よりうんと安い価格で売る
どういうことかというと、商品の販売価格を決める際に、その商品の価値よりも安く価格設定をすれば売れやすくなるという話です。
当たり前っちゃ、当たり前なのですが、僕はこの言葉を聞いて妙に納得してしまいました。
というのは、普通のビジネスの価格設定の仕方は、原価と経費があって、利益がたくさん出るように価格設定をします。
そして、その無駄に高い価格をお客様に納得してもらうために一生懸命戦略を練り、営業がストーリーを必死で考えるというものです。
しかし、藤村さんの発想は、その逆。
一番最初に価格を決めます。
この価格は、「お客様の立場になって客が感じる価値よりも安い価格」を設定するのだそうです。
そのあとで、原価と経費が価格よりもうんと安くなるように、作り方と売り方に知恵を絞る、とのことなんですね。
この考え方がすごく好きで、この価格設定の仕方の方が、お客様も幸せになります。
力の入れどころを少し変えるだけで、幸せな仕事ができるような気がします。
お客様に無駄に高いお金を出させるよりも、納得いく価格で販売できるように、コストを削減するという考え方。
もし、僕が自分のサービスを立ち上げる際は、この考え方を忘れないようにしたいと思います。