読書が苦手だった僕が、読書が楽しくなってきた
僕は、社会人になるまで漫画・雑誌以外の本はほとんど読んでおりません。
というのは、本を読むくらいならゲームや外で遊んでいた方がいいや、という感覚だったからです。
そして、「字を読む」「読んで考える」という行為自体に対しt苦手意識があり、読書は敬遠して生きてきたように思います。
そんな僕ですが、今は月に数冊は本を読むくらいにまではなりました。
それは、僕なりの読書法があるからです。
給料の10%は自己投資に使いなさい
僕は、前職でこんなことを教わりました。
「給料の10%を自己投資に使いなさい。特に本を買いなさい。本を読むと読まないのとでは、5年後にはっきりと差が出る」
この言葉を聞いて、とりあえず「本を買ってみる」ということをするようになりました。
せっかく買ったんだから、「読んでみる」ことにしました。
でも、やはり続きませんでした。
「本を読む」
「諦める」
「また、本を読む」
「諦める」
これをずーーーっと繰り返し、数年たったかと思います。
そして、ふと、読書ができないなら、「読書法についての本を読もう」という発想にいたりました。
そして、「読書法」についての本を何冊か読みました。
この手の本は、あまり難しくなかったので、比較的読めました。
そして、僕に合っている読書法にたどり着くことができました。
それは、「諦める読み方」です。
僕の読書法「諦める読み方」
何を諦めるのか?
それは、「全部を理解すること」を諦めます。
僕は、これまで本を買ったら、「全部を理解」しようとしていました。
そのため、少しでもわからないところがあると調べるので、なかなか進まない。
「読書」が「読む」という行動ではなく「調べる」という行動の方になり、そちらの方が9割以上を占めるようになっていたのではないかと思います。
つまり、「読書」をしているつもりが、「調べる」作業をしていたのです。
もちろん、そういう読書の仕方もいいと思います。
たぶん、今の僕ならそういう読み方をしても1冊読める忍耐力がついたと思います。
でも、当時はやはり無理でした。
「10%を理解できれば、それだけで価値がある」
僕は、読書をした結果、10%でも理解できれば価値と思い込むようにしてます。
そうしないと、全部を理解しようとして、気負ってしまって、いやになって、辞めてしまいます。
分からないことがあっても、ある程度とばして読み進めます。
それでいいと思っています。
10%理解できればよい、その考えが本をめくるページのスピードをあげてくれます。
1冊読み切ったあと、たとえ10%の理解だったとしても、読む前よりは成長しています。
だから、「諦める読書」でいいんじゃないかと思っています。
同じジャンルの本を何冊も読むほうがいい
たとえば、「ロジカルシンキングについて知りたい」と思った時に、ロジカルシンキングの本を読み始めたとします。
はじめての分野の場合は、当然理解するのが難しいので、10%しか理解できなかったとします。
10%の理解でもいいので、とりあえず1冊はなんとか読むようにします。
そして、次にとる行動は、同じジャンルの本をもう1冊読むことです。
「ロジカルシンキング」について、10%理解している状態ですので、同じジャンルの本を読んだときに、1冊目のときよりも、少しすらすら読めるようになっています。
これで理解度が30%くらいまで上がります。
そして、さらにもう1冊読みます。
すると、理解度が60%くらいまであがります。
3冊読んだら、最初の1冊を読みます。
すると、1回目のときは、10%しか理解できなかったのに、80%くらい理解できるようになっています。
同じ本なのに、すらすら頭に入ってくる体験ができます。
こうすることによって、自分の成長を実感することができ、「読書が楽しく」なってきます。
いかがでしょうか。
もし、本を買うお金が・・・という方は、図書館に行くことをおすすめします。
マーケティングやロジカルシンキングなどの本は、今日、本屋さんに売られている最新の本でなくてもいいはずです。
むしろ、古い本の方が名著が多いかもしれません。
「諦める読書」。よろしければぜひ。