前回、為末大さんの「諦める力」の感想をブログに書きました。
その本の中に書いてあったエピソードで興味深いものがありましたので、紹介したいと思います。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんは整形外科医を諦めていた
山中伸弥さんといえば、iPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞したスゴイ人ですよね。
為末大さんの「諦める力」という本によると、山中伸弥さんは、実は整形外科医を目指していたそうなんですが、あまりにも手術がヘタクソで周りから「ジャマナカ(邪魔な山中)」とも言われていたそうです。
「自分は整形外科医に向いていない」と悟り、外科医で進んでいくことを諦めたわけです。
ただ、ここで大事なのは、「外科医になること」は諦めましたが、本来の目的である「人の命を守る」ということは諦めていないことです。
手術が無理なら研究者になろう!という発想のもと、そちらの道に進むわけです。
「諦める力」は成功への第一歩
山中伸弥さんの例のように、自分で向いていないと感じたら、その先にある自分の本当の目標を見つめなおし、「手段」を変え、人生の軌道修正をすればいいだけの話です。
「自分には才能がない」とか「自分はダメだ・・・」と落ち込むのではなく、自分に合った道を選びなおすだけです。
だから「諦める」というのは、マイナスなことではなく、新しい手段を見つけるための前向きな行動なのです。
壁にぶちあたったときに、この考えを持っているかどうかで、次の一歩を踏み出せるかどうかが違ってくると思います。
くよくよする時間はもったいないと思いますので、割り切って、新しい手段を選びましょう。
新しい考え方がほしいあなたにオススメな本でした。