村上龍いわく「今まで一番不思議な人かもしれない」
以前のブログでカンブリア宮殿に大藪社長が登場する予告を書きましたが、ついに登場しました。
その回をさっそく視聴したところ、あらためて大藪さんのすごさといい意味での不気味さを感じた次第です。
番組中に、司会の村上龍さんが大藪社長のことを「今まで一番不思議な人かもしれない」「新しいタイプの経営者」とつぶやいていました。
これまで番組を通して、たくさんの経営者に出会ってきた村上龍さんが言うのだから、本当に不思議な人なんでしょう。
それはテレビを通してでも感じられることかもしれません。
大藪社長は元ニートでパチンコと株式投資で15億円の資金を築いた逸材
番組の中で、大藪社長は自称元ニートで、パチンコと株式投資で15億円の資金を築きました。
そのあと、不動産経営でさらに資金を増やしてきたそうです。
しかし、お金が手に入っても、どこか幸せではなく、ちょっと違うな・・・と違和感を感じていたそうです。
そこで、ちょうど声をかけられた道後ホテルのオーナーになり、経営者としてスタートするのですが、経営を誰に教わったでもなく、どんどんコツをつかみ、成功していきます。
大藪社長は、本を出していてその本を読んでいて気づいたんですが、大藪社長の一番すごいところは成功のパターンを構築できるところだと思います。
パチンコや株式投資も運じゃありません。
負けたときになぜ負けたのか?どうしたら勝てるのか?という勝負の勝ちパターンを徹底的に研究し、自分なりの法則を見つけることができて、成功しています。
経営者としても自分なりの勝ちパターンを見つけたのではないでしょうか?
大藪社長が見つけた経営の勝ちパターンとは?
それは、「判断にまよったときは、社員のモチベーションが上がる方を選択する」ということです。
これによって、判断がだいぶ楽になったと言っていました。
大藪社長の経営は、責任者を決めたら基本的には口を出さない方針らしいです。
人に任せることができるので、これだけたくさんの事業を同時並行で成功させることができているんですね。
任された責任者は自分の責任で、自分のモチベーションでやりくりをしようとします。
じゃあ、大藪社長の役割ってなんなの?ってことになりますが、それはアイデアを出すこと。
小さなことでもいいのでアイデアを出すことなんだそうです。
他の人が乗り越えられない壁があったとして、それをアイデアで突破するのが楽しいんだとか。
愛媛の次に成功させようとしている産業とは?
また、現在は、会社がある愛媛県にとどまらず、隣の香川県で手袋のブランド製品を開発しようとしています。
香川県は、手袋の生産が日本一らしいのですが、ほとんどの生産が海外に持って行かれている状況で、国内の生産力が低下してきてしまっているのが課題なんだとか。
そこで、これまで愛媛県で培ったノウハウを香川県でも試そうとしています。
こんなことができるのも、大藪社長が勝ちパターン、勝ちの法則を見つけることができるからだと思います。
自分なりの方程式があって、それを香川県で当てはめてみる。
もしそれでだめでも、きっと次の手を考えて、必ず成功させるでしょう。
そんな気がします。
この本を読むと、僕が最近読んだ中で感銘をうけ、ビジネス基本となることが書かれてあった「夢をかなえるゾウ」のガネーシャが言っていたことを、大藪社長は当たり前のように実践していると感じています。
・お客様を喜ばせること
・困難を楽しみにかえること、などなど。
この本を読んだ後に、カンブリア宮殿の大藪社長の回を見ると、本当に共通点が多いことに気づけると思います。
僕もこの教えのもと、いつかは人に喜んでもらえるビジネスを構築したいと思います。