この記事のタイトルにある「本を1000冊読んだ人」というのは、言うまでもなく堀江貴文さんです。
なんだかんだ、僕は堀江さんの行動が好きで、ちょくちょく堀江さんの本を読んでいます。
堀江さんは頭がよくて、無駄のないイメージです。そして嘘を言わない人。
なので、堀江さんが1000冊読んだ本、そしてそれを読んでどう感じたのか?というのは、僕にとってもすごく興味深いことなんです。
この本では、堀江さんが1000冊読み、「新しい考え方ができた」という42冊を紹介してくれています。
堀江貴文さんが厳選した42冊とは?
42冊を以下のジャンルで分けて紹介しています。
- 仕事・ビジネス
- 情報
- 生き様
- ライフスタイル
- 過去・現在・未来
選ばれた本のうち、僕が知っていた本はほとんどありませんでした。
そのため、たくさんの新しい本と出合うことができました。
とくに、歴史系、科学系。
新しいことにチャレンジしたい人に勇気を与えてくれる本
この本を読んで、「自分がやりたいことがあれば、チャレンジしていいんだ」という気持ちになれましたし、
「人生で1つしか仕事をしない、自分の仕事が1種類しかないというのは時代遅れ」
という言葉に、共感を覚えました。
僕もいつかは独立したいと考えている身なので、たった一度の人生なので、どうせならいろんなことをやっておいた方が楽しいし、やってみないと分からない。
堀江さんのように「ゼロ」に戻っても、やり直せるのである。
それと僕は、自分の企画を無駄に大事にしすぎているとも感じました。
堀江さんはこの本の中で
アイデアの価値は限りなくゼロに等しくなっていく
と書いています。
これはどういうことかというと、自分が考えるアイデアなんてのは世界のどこかで同じことを考えている人がきっといる。
それをソーシャルなどで共有されてしまえば、自分だけのアイデアなんていう価値はゼロに等しくなるということです。
なので、スピードが大切。
頭であーだこーだ考えるよりも、思いついたらやってしまった方がいいんです。
書評の書き方としても参考になる本
そして、この本は単なる書評をまとめた本ではありません。
読んでみてもらえれば分かりますが、1冊1冊を丁寧に紹介しているようなタイプではなく、堀江さんが伝えたいことの中に本が出てくるといった感じです。
けれども、伝えたいことは、はじめから堀江さんの頭にあったものではなく、きっとこれらの本を読んで生まれたものだから、冒頭で「新しい考え方ができた」という表現をしているのだと感じました。
書評の書き方として、非常に斬新でおもしろかったです。本の話に入る前に余談があり、いつの間にか本の話に入っている。
まるで世間話から入る上手な落語家のような感覚です。
最後の対談までおもしろい!
この本には、第二部として、成毛眞さんという方との対談記事が掲載されています。
成毛さんとは、書評サイト「HONZ」を運営している方です。
僕はこのサイトを知らなかったのですが、なかなか面白いサイトですね。
この対談ではぐるなびやアマゾンのレビューの質が悪いという話題があります。
そういえば、こういうレビューがアマゾンにありましたからねwww
⇒ アマゾンで売っている勇者の剣のレビューが「猛者」で溢れている
レビューするべきではない人がレビューをしてしまっていて、その商品やサービスの本当の価値を伝えられなくなっている可能性があるということです。
気になるレビューアー、「鰐部祥平さん」
そして、HONZの成毛さんが言っていたのですが、HONZのレビューアーの中で、文章が圧倒的にうまい人がいるとのことです。
それが「鰐部」さん。
鰐部さんの経歴を聞いて、なおのこと気になる存在になりました。
HONZのサイトから引用すると、
1978年愛知県生まれ。10代の頃は中学3年で登校拒否、高校中退、暴走族の構成員とドロップアウトの連続。現在は自動車部品工場に勤務。気がつくとなぜかHONZのメンバーに。趣味は読書、日本刀収集、骨董品収集、HIPHOP。
といった感じ。
元暴走族が、本を読むのが趣味で、そして、さらに文章がうまいって。
このギャップが相当な興味をそそります。
鰐部さん、要チェックです。
1000冊読んだ人がすすめる本が気になる方は、ぜひ、読んでみてください。きっと、やる気が出てきます。