元東京のWeb系企業で働いていた僕が思うこと
僕は今、四国でWeb制作関連の仕事をしています。
前職は、東京のWeb系企業で5年くらい働いていました。
職種としては、自社媒体のWeb制作・企画といった感じです。
四国と東京ではやはり文化的にも時間の流れ的にも違う部分があります。
両方を経験してみて、今思うことは「東京で働いた経験があってよかった」ってことです。
東京時代の経験がすごく今役立っていると感じています。
それはどんな経験か?
簡単に5つにまとめて紹介したいと思います。
【1】電車通勤
1つ目は電車通勤です。
東京で働いていた頃は、通勤時間は約50分くらいでした。
乗り換えがなかったのがせめてもの救いです。
毎朝、満員電車で、嫌な面が圧倒的に多かったのですが、唯一良かった点は、逆に、あっ、逆に「通勤に50分」もかかっていたということです。
この50分の間に、日経新聞や本を読むことができました。
学生時代は、字だけの本を読むことは皆無でした。
東京で働くようになってから、ビジネス書を読むようになりましたが、それは電車通勤のおかげだと思っています。
ビジネス書を読む習慣ができたのは、東京で働いたおかげです。
そのおかげで、今は図書館で本を頻繁に借りるようになり、常に自宅には購入した本を含めて数十冊は積ん読(つんどく)状態です。
ちなみに四国に住んでいる今は自転車通勤です。
本は読めないので、ビジネス系のポッドキャストを聞いて通勤しています。
いつか、私が気に入っているポッドキャスト番組をまとめて紹介したいと思います。
【2】Web系広告代理店とのやりとり
東京では月間訪問者数が100万くらいの自社媒体の運営をしていました。
そのとき、Web系の広告代理店と頻繁にやりとりをしており、そのおかげでインターネット広告やSEOについての知識やノウハウが多少つきました。
広告代理店の営業マンが他の企業のクリック率やコンバージョン率なんかも教えてくれたので、なんとなく広告効果のシミュレーションができるようになっていました。
そんな経験はなかなか四国ではできないので、貴重な経験です。
また、四国にいると東京の最先端の取り組みはネットニュースで見るしかないのですが、実際にお付き合いしていた広告代理店が絡むニュースが多いので、四国にいながらでも、東京のニュースを身近に感じることができます。
他の人はスルーするニュースでも、僕はスルーせずにアンテナを張っておくことができます。
【3】広告予算の運用管理
東京時代、僕の役割は制作だけではなく広告予算の運用管理も一部任されていました。
年間広告予算は数千万円だったと思います。
数千万規模の広告のPDCAをまわせるというのは、僕にとって大きな経験でした。
四国に住んでいる現在において、お客様に広告を提案する場合、机上の空論ではなく、経験をもとにお話しすることができるので、気持ちとしても楽です。
「広告を使って集客する」という感覚を持っていないお客様が多いので、その感覚を持っていることは非常に大きな強みだと感じています。
【4】徹夜仕事
これは東京だからというわけではないかもしれませんが、前職ではしばしば徹夜仕事になる場合がありました。
朝6時まで会社で仕事をして、仮眠をとって、8時からまた普通に働く。
そんな日もありました。
長時間労働はよくないですが、「いざとなったら徹夜できる」「あのときの方がやばかった」という経験をしておくことができたので、今は、多少のことが起きても耐えられます。
【5】一緒に働いていた仲間
最後は、一緒に働いていた仲間です。
今でも東京で働いている人たちがほとんどですので、東京に行ったときは会うことができますし、東京の情報を取得することができます。
そして、メンターと呼べる存在に出会うことができたもの前職でした。
目指したい人が身近にいたのはすごく幸せで、ラッキーなことでした。
今でもその人の活躍を知るとかなりの刺激になります。
一度は東京で働くべき
最後にまとめです。
もし、新卒から今まで東京に出ずに、ずーーーーーっと四国で働いていたら、自分はどうなっていただろうと考えると、怖いです。
東京の経験なくして、今の自分はありません(当たり前ですが・・・)
東京の経験がなければ、今持っている”感覚”が全く別のもので、視野は断然今より狭くなっていると思います。
田舎のビジネスも面白いですが、それを「もっと面白い」と感じるためには、東京のビジネスを経験することだと思います。
将来的には地元で働きたいと心に決めている方でも、一度は地元を離れて、いろんなことを経験してみることをお勧めします。