このようなことを考えるきっかけとなったのは、ブロガーである「かん吉」さんの「ブログ起業: 10年9割廃業時代を生き抜くブログ×ビジネス戦略」という本を読んで、ふと自分がブログをどのように考えているのか、振り返ってみたくなったからです。
結論としては、「ブログ単体で収益化しなくても書き続けるべき」という結論に今は至っております。
自分のブログに対する考えを整理してみた
僕がもともとブログをはじめたのは、正直申し上げて、副収入を得たいということが発端です。
もともとWeb業界にいましたので、アフィリエイトというビジネスモデルは知っていました。
ブログでPVを集めてアドセンスや楽天、アマゾンなんかのアフィリエイト、またはアフィリエイトASP関連などで、副収入を得ることができたらいいなーと思ったのがきっかけです。
しかし、長いことWeb業界にいても、ブログで収入を得るというのはなかなか難しく、ブログで生活をしている人たちを尊敬のまなざしで眺めている次第です。
ですので、僕はブログで収入を得るために、ブログを更新しています。
そうすること、こんな症状に見舞われます。
- PVが上がらずモチベーションが下がる
- PVが上がらないので、当然のごとくアドセンスなどの収入もないのでモチベーションがさらに下がる
- お金が入ってこないので、ブログの更新が滞る
もしかすると、同じ経験をしている方も中にはいらっしゃるかもしれません。
僕の場合、こんな状況がかなり長く続いているような気がします。
かん吉さんと僕の考え方の違い
かん吉さんの「ブログ起業: 10年9割廃業時代を生き抜くブログ×ビジネス戦略」という本を読んで、なんだか考えが徐々に変わってきました。
決定的に違っていたのは、かん吉さんのこの考えです。
ブログの本当のすごさは、ビジネスを育てられること
つまり、「ブログで稼ぐ」のではなく、ブログで「ビジネスを育てる」ということです。
奥が深い。
さらに、このようなこともおっしゃっていました。
サービスを売り込むのではなく、自分を売り込む
ふむふむ。
活動の記録が、自分の備忘録となると共に、他の人にとっても貴重な情報となり、信用の礎、さらに収益へとつながります。
おー、なるほど。
なんだか、少しずつブログの本当の価値がわかってきたような気がしました。
自分のすべての行動、考えをブログに落とし込むことで、ブログがパーソナル化して、自分の分身のような存在になっていくのではないでしょうか?
そういうブログを一つ持っておくことは、かなり強い武器になると感じました。
この本の中でも、ブログのリスクについて書かれてありましたが、Googleのアルゴリズムの変更に左右されるようなビジネスは危険であると。
ですので、ブログを通して、自分を好きになってくれる人を増やすのだと。
自分が別のメディアやサービスを作った場合、それを楽しみにしてくれている人たちを一人でも多く増やしておくのだと。
本書の中では、面白い例で、ブログを運営していた人がラーメン屋をOPENした際に、そのラーメン屋はブログのファンで繁盛しているということでした。
これが、ブログの本当のすごさということなんですよね。
そして、こんなこともおっしゃっていました。
ブログを書き残さないことが、ものすごく怖いこと
この領域にたどりつけたらすごいなと。
「ブログを書き残さないことが怖い」という感覚は、本当のブログのすごさを体感しないと分からないかもしれません。
この感覚は、まだ持てていませんが、早く持てるようになりたいです。
ブログが単体で収益化しなければ、書くのをやめた方がいいか?
逆に、ブログで収益化しなければ、書くのをやめた方がいいか?という発想で考えてみました。
これに当てはまるケースは、期限が決まっているブログを運営する場合はそうかもしれません。
たとえば、何かしらの理由で、ブログを1ヵ月しか持てないというような状況の場合、自分で書いたブログのデータは、1か月後にすべて消えてしまうので、すぐに収益化できなければ書かない方がいいのかなと。
それでも、このあとに書こうとしているブログを書くことのメリットは享受できると思うので、自分のタメになるか、ならないかでいくと、なるんだと思います。
ブログを書くことのメリット
こんなことを考えていたら、他にもブログを書くメリットがあるんじゃないかと思ってきました。
少なくとも、僕が今感じているメリットは以下の通りです。
- 文章を書くことで、論理的思考の訓練になる
- 日々、何か発信することはないか?と、情報に対するアンテナが強化される
- 発信することを前提にインプットするので、物事の理解が早くなる
目指したい領域
最後に、かん吉さんの以下の言葉に出会い、自分が目指したい領域を考えてみました。
ブログの本当のすごさは、ビジネスを育てられること
将来的に、ブログを通して、僕はどんなビジネスを育てたいのか?
まだ、ビジネスなんて持っていないので、偉そうなことは言えませんが、ゆくゆくこんなことをしてみたいということをまとめたいと思います。
- ネットでモノが売れることを体験し、そのメカニズムを知り、それを伝えたい
- 愛媛のネット通販の成功事例を自分の手で作りたい
要は、Webマーケティングを継続して勉強していき、その知識、経験をお客様の役に立てるようにしたいということです。
売れる喜びを、分かち合えるようになりたいです。
まとめ
今、運営しているブログから収益があるかないかに関わらず、将来の自分のために、ブログは更新していった方よい。
という風に思います。
ただ、前提として、そのブログは、自分の考えや体験を発信するものであって、他のブログやサイトから情報を持ってきただけのもの、または何かを販売するための広告チックなブログではないと思います。
あくまで、自分の考え、体験にこだわって発信しつづけることで、これまでにない知見に出会えるのだと思います。